グラバービアガーデンの素晴らしい夕べ~「黄昏しグラバー園のビールかな」

8月17日夕方、大浦・南山手を東京の友人に案内し、18時にグラバー園に入場し、三浦環像の前でビアガーデンを楽しみました。あいにく入場と同時に夕立(豪雨)に見舞われましたが、その後の澄んだ空気の中で、ジョッキを傾けました。トマス・グラバー(1838-1911年)は、スコットランド出身の貿易商人で、世界遺産・旧グラバー住宅は日本に現存する最古の木造洋風建築です。住宅であり、商談の場でもあり、毎日対岸の三菱造船所を眺めて暮らしていたと思われます。さすがにグラバー園から三菱重工長崎造船所や女神大橋を望み、長崎港を見下ろす景色は素晴らしく、多くの観光客を魅了しています。グラバーとビールとの関わりでは、スプリング・バレー・ブルワリーの再建を三菱の岩崎弥太郎に勧めて、麒麟麦酒(現キリンホールデイングズ)の基礎を築きました。その意味で、グラバー園のビアガーデンは当時のトマス・グラバーを偲ぶ場所でもあるのです。「黄昏しグラバー園のビールかな」

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