もう一つの「観光立国ショーケース」金沢訪問・金沢商工会議所で講演~「緑雨して兼六園の静まれり」

7月24日、金沢商工会議所での私の講演のため、石川県金沢市を30年ぶりに訪問しました。加賀前田家の城下町で、香林坊・兼六園周辺は美しく整備されていました。観光庁の「観光立国ショーケース」に長崎市・釧路市と並んで選ばれた都市でもあります。また、金沢駅ビルも近代的な構造に変わっていました。今回は北陸新幹線で東京から23日に前入りしました。あいにくの大雨で、午前は、金沢21世紀美術館、午後は兼六園を訪問しました。ここの美術館は、現代美術を対象とし、「新しい文化の創造」・「新たな街の賑わいの創出」を目的に開設され、23日も開館と同時に、およそ100人くらいの市民(特に女性・カップル)が列を作って、約2時間、列が途切れることはありませんでした。私が委員長として、「佐世保市新美術館」(実現せず)の構想をまとめるときに参考にさせていただいた、世界的に有名な市民参加型の美術館です。兼六園は、江戸時代の代表的な「林泉回遊式大名庭園」で、池と曲水(水路)が松や楓・桜やカキツバタを映して配置され、実に美しい庭園です。あいにく大雨の中の散策で、他に訪れる観光客もほとんどおらず、広大な庭を独り占めしたような贅沢な気分になりました。「緑雨して兼六園の静まれり」「夏黒雨(なつこくう)突破北陸新幹線」。雨の金沢も素晴らしいです。

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