ながさきsuisan・ウインタースクール開催~「生産者と消費者をつなげる」をテーマに、コーデイネーターとして出演させていただきました

2月27日夕方、「ながさきsuisan・ウインタースクール」が開催され、「新たな活路の探求と発見~消費環境変化を捉えた地域の活性化推進教室」というパネルデイスカッションで、コーデイネーターを務めさせていただきました。パネラーは、水産庁漁港漁場整備部計画課課長補佐山崎雄一郎氏、長崎県水産部参事監田中郁也氏、公益財団法人海外漁業協力財団周衛東氏、㈱JCKフレンズ代表張景子氏、元佐世保市相浦漁業協同組合専務理事田渕次郎氏の5人でした。中国人2名からは、長崎県の水産品を中国・韓国・香港等に輸出する、あるいは海外からの観光客の土産用商品の開発などの提案をいただきました。また、田渕氏は、「九十九島かき」を全国ブランドに高めたキーパーソンで、産地と消費地を結びつけるために、各種マスコミをを動かした経験を語ってくれました。水産業の振興には、生産者が消費者のニーズをとらえた出荷や商品開発をすることが必要ですが、流通・販売の現場を知らないことが多いので、どうすればいいか、意見を出し合いました。私からは、消費者が求める①安心・安全な食、②使いやすい・食べやすい食、③付加価値のあるブランド食といった視点で考えることが重要だと、蒲鉾などの加工品の例を上げながらお話しさせていただきました。農業も同様の視点から考えることが必要です。懇親会で、周氏とゆっくりお話しできましたが、「中国から見て、日本の農業は零細過ぎて生産性が低く、このままでは農村維持も厳しくなるのではないか、中国でも農業の集約化・大規模化を図っているので、後継者が多い」と話しておられました。安倍政権の「成長戦略」の中で、農業の生産性向上策も議論されると思います。(画像は、水産庁漁港漁場整備部防災漁村課本田直久課長=前長崎県水産部長=の講演風景。)

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