「ジブリの大博覧会」は人で賑わっていました~鈴木敏夫氏の偉業を感じるひと時

最近、長崎歴史文化博物館で開催されている「ジブリの大博覧会~ナウシカからマーニーまで」を見に行きました。鈴木敏夫氏(映画プロデユーサー、㈱スタジオジブリ代表取締役、1948年生まれ、元徳間書店)の偉業を感じるひと時でした。多くの方々は、アニメの原画・ポスター・動画に関心があり、それも楽しいのですが、経営・経済の専門家としての私の目に留まったのは、鈴木氏から宮崎駿監督に当てた手紙やプロジェクトの進め方の大量の手書きのメモでした。「もののけ姫」の企画にしても、製作費17億円、予備費1億円、広告費2億円、計20億円とあり、売り込み方法にしても、「完璧な作品(制作レベル)、制作実績、大量の広告の三つが要点だ」と手紙に書かれています。それ以前に、「何のためにこの作品を制作するのか」という目的と、「今このテーマが評価されるのか」という問いかけがメモに残されています。これらはまさに経営そのもので、プロデユーサーというのは、制作から販売までのトータル・コーデイネータで、プロジェクト・マネジメントが大変な仕事だと思いました。(画像は、博物館に置かれた猫バスのぬいぐるみの前で。この中に入ると動き出すような不思議な気分になる。)

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