「ながさき歴史の学校」で講座が始まりました~明治日本の産業革命遺産の流れ

11月4日夜、長崎市文化財課主催の「ながさき歴史の学校」世界遺産学習コース(全4回シリーズ)の第一回講座「明治日本の産業革命遺産の流れ」を私がお話させて頂きました。会場となった市民会館の研修室は満員で、長崎市民の歴史に対する関心の高さが良く分かりました。最初に、高島と端島(軍艦島)について私や元住民のガイドの方が解説した収録映像(長崎文化放送NCC制作、2013年)を15分間程度見てもらい、その後、世界遺産「明治日本の産業革命遺産」の23構成資産、世界遺産に登録された理由、石炭産業と造船業の二つの大きな歴史の流れなどについて説明しました。会場からの質問が多く出された中で、長崎青年会議所の方から、「世界遺産登録を長崎経済の活性化にどうつなげて行ったらいいのか」という質問が出されました。軍艦島だけでなく産業革命遺産・近代化遺産を広くカバーするガイド育成や、バス・タクシー等の足の確保、土産物の開発、外国人対応の案内版・ICT(情報通信技術)の活用機器などが必要であるとお話させて頂きました。(画像は、グラバー園から見た稲佐山・三菱重工長崎造船所。日本の近代的造船業を形成した遺産群が見える。)画像2015072511170000

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