雨に煙る法隆寺・夢殿(ゆめどの)~飛鳥・奈良時代の「祈り」を感じる

10月20日早朝8時、奈良県斑鳩(いかるが)の里にある世界遺産・法隆寺(1993年指定)にお参りしました。法隆寺は、推古天皇と聖徳太子が用明天皇の病を治すために、薬師像を祀る斑鳩寺(いかるがでら)の建築を進めたことが始まりとされ、607(推古15)年建立されました。法隆寺は有名な釈迦三尊像(飛鳥時代)や百済観音像(飛鳥時代)や玉虫厨子(たまむしのずし)など、多くの国宝等を有する寺です。玉虫厨子は大宝蔵院に展示されており、厨子の表面に玉虫の羽を配置し、上から金具の枠で留めたもので、製作された当初は玉虫色に輝いていたのだと思います。夢殿(奈良時代)には聖徳太子等身の秘仏・救世観音(ぐぜかんのん)像(飛鳥時代)が安置されていますが、公開は来週からとなっていて、残念でした。(画像は8角形の夢殿。同席してくれた植物博士によれば、画像左脇の木はしだれ梅だそうです。)

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