有馬(ありま)路を行く~「有馬路に金の湯銀の湯雲雀鳴く」「親と子の顔浮く有馬菖蒲の湯」

5月7日、日ごろから温泉で免疫力を高めるように言われているので、仕事の後、神戸三ノ宮から有馬温泉にご案内いただきました。関西に住んでいたので温泉の名前は聞いていましたが、行ったことはありませんでした。新開地から坂を登るように神戸電鉄の電車が進みます。どこか、箱根登山鉄道に似ています。「藤波に鵯(ひよどり)越えの地鎮まりぬ」鵯越駅を通り過ぎるころ、大きな藤の木が初夏の風にそよいでいました。「ああここは、源平合戦の鵯越えの場所だったのだ」と思うと、馬に乗った義経が山を駆け下りる風(かぜ)を感じました。終点の有馬温泉に着き、送迎バスで「太閤の湯」(豊臣秀吉の秘湯として発展した湯治場・避暑地)に向かい、街全体に人があふれ古くて大きな温泉街だと感じました。「有馬路に金の湯銀の湯雲雀鳴く」金泉・銀泉があり、肩からお湯を流す湯もあり、露天風呂と岩盤浴がありました。楽しい温泉です。「親と子の顔浮く有馬菖蒲の湯」「有馬の湯親子並びて菖蒲嗅ぐ」日曜日で、温泉に入りに来た親子もいて、並んでいると、「親子であることが顔や骨格にどうしても表れるなあ」と感心してみていると、親子で湯に浮かんだ菖蒲の匂いを嗅ぎ始めました。仕草ややることまで親子は似てきます。さわやかな気分で最終便に乗るため、神戸空港に向かいました。http://kikumoriatsufumi.com/wordpress/wp-admin/media-upload.php?post_id=6009&type=image&TB_iframe=1

カテゴリー: エンターテイメント, 俳句, 健康, 街作り, 観光   パーマリンク

コメントは受け付けていません。