島原半島の秘境である癒しの隠れ里で考えたこと

4月15日、島原半島の田代原で平成新山・普賢岳・九千部岳と連なる山々を見ていると、人間の力なんて小さなものだと思い、昔の方々が雲仙の山々を信仰の対象として来た気持ちが良くわかります。島原半島ジオパークは、「活火山と人との共生」をテーマとし、2009年8月に日本初の「世界ジオパーク」として加盟が認定されました。雲仙火山は、1792年の島原大変肥後迷惑や、1990年から約5年間継続した噴火とその後の長期災害など、人間の暮らしに大きな影響を及ぼしてきました。ジオパークは自然の脅威とそれに対処する人間の知恵を考えるいい材料であり、ジオパークをもっと域外の人々や子供の教育の場として活かし、観光資源としても活用すべきだと思います。そのためには、雲仙火山周辺の大自然(山・海・植物・動物・人々の暮らし・食など)を安全に体験するためのガイド(外国語を含む)を育成し、実際に活動することが必要です。島原半島の自然は地域資産であると同時に、世界の共有財産であり、地域が預かっているという意識を持って、アルプスやハワイ島のように、世界から研究者や観光客を集めたいものです。(画像は奥雲仙寿妙院での山菜を主体とした昼食、健康に欠かせない食も自然からの恵みです)

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