小雨のなか軍艦島に上陸しました

4月19日夕方、小雨が降る中で、軍艦島(端島)に上陸しました。軍艦島コンシェルジェが新たに投入した130人乗りの船で、午後4時前から一般の観光クルーズとは時間をずらして出航しました。お客さんとして乗ると、ゆっくり説明が聞け、特徴が良くわかりました。船会社やガイドする人によって解説の力点の置き方が異なるので、一回でなく何度も上陸してみたくなります。ここは、建築工学・鉱山・生活文化史等が集約した宝石箱のような昔の先端技術基地なので、二時間くらいの航行では、話題豊富なガイド人では説明したくても説明しきれず、お客さんも「また軍艦島に来て、説明を聞きたい」「詳しい解説書を読んでから、また上陸したい」ということになると思います。長崎近代化遺産研究会でも、既存のガイドブックやDVDにない教育的な観点も踏まえた出版物を制作したいと考えています。また、複数の外国人観光客が軍艦島クルーズの船着き場・ターミナルに来てチケットの買い方を調べていましたから、今後はどこかの船会社で少なくとも英語・中国語対応はする必要が出てくるのではないかと思いました。(画像は建築学で注目されている30号棟。大正5年・1916年に国内最古の鉄筋コンクリート造アパートとして建築されました。中央部が正方形の吹き抜けになっています。)

カテゴリー: 観光   パーマリンク

コメントは受け付けていません。