大阪・堺市の「さかい利晶の杜」を視察しました~千利休と与謝野晶子で集客

6月21日、大阪府堺市にある「さかい利晶の杜」を指定管理者であるトータルメディアのご案内で視察させて頂きました。同博物館は、環濠都市・堺の中心であった宿院(しゅくいん)にあり、病院の跡地を活用して、同館及び駐車場(指定管理)と、湯葉と豆腐の店梅の花、スターバックスを運営しているものです。一見地味な博物館に見えますが、千利休の茶の湯を体感できる「さかい待庵」や「立礼呈茶」、「お点前体験」、与謝野晶子の生家・駿河屋の実物大再現など、見ごたえのある内容が満載されており、一通り見るだけで2時間はかかります。私が今回視察したのは、開館後多くの来館者数が来ていること、「デジタル住吉祭礼図屏風」他ICT(情報通信技術)が多く使われていること、英語・中国語・韓国語での解説が充実していることなど、展示・経営上の工夫がされており、今後、博物館・資料館を構想・企画する際の参考とするためです。太宰治の資料館に中国人が多く来訪していることを見ても、日本人の教育ツアーや外国人観光客のメッカとなる可能性が大きいと感じました(画像は、昭和初期の宿院周辺の模型。中央の病院が現在の「さかい利晶の杜」のある場所。車や道を歩く人のミニチュアも当時の形・衣装。)。

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