カジノの今後の取組について構想を説明させていただきました~長崎県議会総務委員会参考人意見

10月3日午前、長崎県議会総務委員会で「カジノの今後の取り組み」と題し、構想をまとめた西九州統合型リゾート研究会有識者委員会の委員長として、お話しさせていただきました。内容は、①西九州統合型リゾート研究会のこれまでの活動実績、②「九州・アジア統合型リゾート構想」(2012)、③IR(統合型リゾート)法案の動向、④今後の課題でした。同構想は、東京・大阪等の大都会と異なり、九州地域の自然・歴史文化・食等の観光資源を活かして長期滞在型のエンターテインメントを含むリゾートを目指すもので、500億円程度の投資額で、初期投資を除いた経済効果が年間1,800億円、7,500人の雇用を生み出すと試算されます(初期投資を入れると2,500億円、11,000人の雇用創出)。観光客が交通インフラ・利便性の向上により移動しやすくなると、九州全域への経済効果はもっと大きくなることも予想されます。IR開業により生じる負の側面の検討・整理も必要で、先行している欧米・アジア諸国の制度的・運営的対応を十分調査研究し、対策を開業前に十分に立てておくことが必要です(法案審議の際に、国会でも議論されるものと思われます)。

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