「君の名は」と伊賀「組み紐」~小学生の時に祖母から聞いたドラマと、アニメ

新海誠監督のアニメ「君の名は」が、繊細なストーリーと美しいアニメーションで世界中から高い評価を受けています。興行収入200億円、観客動員数1,500万人を超えたそうです。都会にあこがれる田舎の女子高生と都会の男子高生を主人公とした設定もユニークで、「めぐり合い事業」をお手伝いしている私にとって、地方創成にも役立つと思います。三島由紀夫の「潮騒」と通じる美しさを感じます。「君の名は」と聞くと、50年前伊賀市(当時は阿山郡)の山村の小学生だった私は、祖母から聞いた真知子と春樹の純真な愛と波乱の人生を描いたメロドラマ「君の名は」を思い出します(最初はNHKラジオ連続放送劇で、1952-54年放送。その後映画やテレビドラマが制作放映されました)。今にして思えば、祖母はとっても女性らしい女性で、愛情にあふれた人でした。三重も舞台になっていて、当時も伊賀「組み紐」が流行しました。男子学生も、授業の合間を縫って組み紐キットを使って飾りなど、組み紐を編んでいました。NHKニュースによれば、今の男子高校生も京都などの組み紐屋で購入していると言います。ただ、今と当時が違うのは、組み紐を髪飾りや腕飾りとして使う男子は田舎では恥ずかしくて、いなかったように記憶しています。アニメが結んだ過去と現在、地方と都会の出会いは、世界中から受け入れられると思います。(画像は三重県伊賀市の天台宗西念寺。50年前も今も、カヤノキの大木が迎えてくれる。) http://kikumoriatsufumi.com/wordpress/wp-content/uploads/2016/12/d201d45ba18bd78602b73aeb2ba9f486-320×240.jpg

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