4月末から飛行機に乗る時間が長く、かねてよりやっていることですが、国内線の飛行機ではinputに時間を使っています。友人にも飛行機で執筆をする人が多いのですが、連載コラムや論文を書くのにデスクトップPCで執筆した方が効率がいいので、全国での講演・コンサル・経営者教育に関する書籍を読むinputを中心としています。それも硬い本ばかりではなく、飛行機の中で、リラックスして読める本を2~3冊持参しています。月に10冊は読書することにしていますが、今週読んだ本で面白いと思ったのは、異論もあるでしょうが、堀江貴文氏著「金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになってどうするの?」(2013年4月30日、徳間書店)です。題名と内容が必ずしも合致していないのですが、全体を通じて、若い人が就職であれ起業であれ固定観念にとらわれず自力で人生を生き抜くことを勧めています。同氏は、長野刑務所から仮釈放されるまでの約1年9か月間の服役中、メルマガを発信し続けていて、より冷静な立場から読者である若者とのQ&Aを行っていて、その一部を収録しているのです。若者の「迷い」や「悩み」に対する経営発想からのアドバイスが興味深いです。また、私がエコノミスト・経営コンサルタントとして最も評価するのは、「獄中から伝えるビジネスモデル」です。「こんな商品やサービスがあったらいいな。でも今はない。」と言う類のビジネスモデルを数多く出していて、約半分は私も考えている(または考えたことがある)モデルです。著者がLivedoorの社長だったので、どうしてもITビジネスやプログラミングの詳細な記述が出てきますが、Warren Buy Viagra Buffet氏流にいうと、ローテクのビジネスモデルの方が成功しやすいのではないかと思いました。東京のITビジネス企業のアドバイスを行ってきた経験からも楽しく、夢のある(日本の明るい未来が見える)本だと思いました。(画像は伊丹空港で。2012年1月撮影。)

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