自主研究「民間企業とNPOのマッチングによる地域活性化事業創出」を公表します

3月21日午後、記者説明を行い、私と柴田順客員研究員が一年かけて作成した自主研究「民間企業とNPOのマッチングによる地域活性化事業創出」を公表いたします。当財団では過去4年間にわたり、NPO等との県民・市民協働の在り方の実践的な研究を行い、すでに3つの報告書を公表しています。23年度は、毎年と同様、内外の事例研究を踏まえ、今、行政や地域社会にとって最も必要と思われるテーマである、「民間企業とNPO等がどう連携を進めるか」を取り上げました。NPO・SB(ソーシャルビジネス)の活動が各地で停滞している理由として、①資金調達の困難、②経営ノウハウの不足が挙げられます。民間企業(「収益性」を求める)と、NPO(「社会性」を求める)をマッチングさせて、双方にとってメリットのある連携を行うことにより、新たな地域資源循環を起こす地域活性化が可能となります。内容は、県庁記者クラブで説明させていただきますが、①企業経営に「社会性」を取り込み「社会的価値創造力」を強化する必要性、②民間企業とNPOのマッチングによる新たな地域資源循環、③事例研究(4類型)、④民間企業とNPOのマッチング促進に向けた方策、⑤NPO・SB等による地域の課題解決に向けた提言、が概要です。民間企業とNPO・SBが地域社会でどう協働できるかを考え、実行するきっかけになれば幸いです。(画像は2011年12月14日に島原で開催されたNPO異分野マッチング交流会の模様)

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