アメリカで不動産価値を高める内装

2月13日のモーニングサテライトで、アメリカで不動産価値を高める「ステージャー」と言われる内装業者の存在が、不動産不況で大幅に低下している不動産の流動性を高めていることが紹介されました。手数料115万円程度(3LDKの場合)でマンハッタンのコンドミニアムの価格を200万ドルから400万ドルに引き上げることができるので、ニーズが大きくなっているとのことでした。ステージャーは、インテリアデザイナーと異なり、不動産仲介業者と契約することが多く、内装・家具設置等をレンタルで行うそうです。日本の不動産市場の最大の問題は、流通市場が発展していないということなので(このため、買い替えがスムーズに進まない=買値と売値が開き、不動産購入が「ギャンブル」になってしまう)、ステージャーのような流動性を高める(物件の価値を高く感じさせる)演出が重要です。家具・カーテン・床材を変えるだけで価値が変わるならば、一定の条件のもとで、日本でもこのような事業が成り立つのではないかと思います。

カテゴリー: 経営   パーマリンク

コメントは受け付けていません。