九州の節電目標10%~家庭でも身近なところから節電に取り組もう

5月17日、政府の電力需給対策の最終案が判明し、九州は10%、関西は15%の節電数値目標が設定されています。私は、長崎県地球温暖化防止推進センター長を務めさせていただいていることから、家庭向け節電・節エネコンペを実施したり、企業向け節電セミナーを九州電力さん他と一緒に展開させていただいてきました。企業の多くは、すでに節電に取り組んできており、生産水準を落とすことは地域経済に多大の影響を与えることから、難しい面があります。家庭での節電はお年寄り・乳幼児を抱えた家庭ではなかなか難しいのですが、そうでない家庭では、もう一歩進めてもいいのではないかと思います。電気製品が余りにも普及しているために、電力を使う構造になっている面もあるので、昨年夏から電力の非常事態を迎えているのであれば、様々な工夫をしてもいいと思います。私は、あまりほめられたことではないかも知れませんが、免疫力を高め体調を戻すためにも、2011年夏は、夕方から朝までは家庭でエアコンを使わず、その代り扇風機で過ごしました。電力消費量は例年の半分以下に落ちました。一戸建てにお住まいの方でつる性の植物で緑のカーテンを作っておられる家も長崎では目につきます。一時的に志賀直哉の「しろばんば」の時代に戻るのも文明のありがたさを感じるためにもいいことかもしれません。(笑)それにしても非常事態は一体いつまで続くのか不安になりますよね。

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