長崎総合科学大学での最後の講義「経営情報システム」が終わりました~学生さんの就職後、企業のIT化による生産性向上の願いを込めて

2月3日、私の長崎総合科学大学での最後の講義「経営情報システム」が終了しました。今回は「まとめ」で、テキストとは別に、中小企業診断士試験「経営情報システム」の教本を使って、経営戦略と情報システムの関係、情報システム開発の進め方をお話ししました。また、一部の学生さんの定期試験の答案にもあったのですが、後半で電子商取引やインターネットを使ったビジネスモデル、IoT(Internet of Things)、インダストリアル・インターネット(GE社が開発した概念で、モノから生み出されるデータを分析して、その結果を人間に結び付けるためのネットワークを構築するもの)、インダストリー4.0(ドイツの産学官で進展している新しい製造業のコンセプト)などを取り上げたのがよかったようです。当日は、IoTから、ユーザーとの価値共創、インダストリアル・インターネットの例として、発電用ガスタービンにセンサーを取り付けて得られるデータの分析により、故障を予測し、計画的な部品交換を行うことをお話ししました。学生さんが卒業して、企業・役所でCIO(Chief Information Officer)などで活躍するころには、企業のIT化による生産性向上が進んでいることが予想されますが、これらの概念・手法も古いと思われるような時代になっているかもしれません。

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