長崎大学公開講座「ソーシャルビジネスの必要性と先進事例」に出席しました~できない理由をかんがえるのではなく、どうしたらできるかを考える文化

6月6日夜行われた、平成24年度長崎大学公開講座「ソーシャルビジネスの必要性と先進事例」に出席しました。一般社団法人SINKa代表理事の濵砂清氏の講演で、福岡県・九州・全国の多くの事例が紹介されました(Studio Ashi、コックソース、ベロタクシー、ハットウオンパク、やねだん、海士町、いろどり等)。最後に質問させていただきましたが、NPOと同様、「事業型中間支援組織でないと、NPO等を支援できない」とおっしゃっておられました。私の認識と同じで、兵庫県・神戸市の中間支援組織のように、今後は各地域に得意分野の異なる複数の自立型(事業型)中間支援組織が必要になると思います。私は中小企業診断士として、長崎県内を中心としてソーシャルビジネス(SB)、コミュニテイビジネス(CB)のマーケテイング・経営アドバイスを行うことがありますが、社会的使命感以外に事業感覚がないと、今後のソーシャルビジネス運営は無理だろうと思います。ソーシャルビジネスの中にも、ベンチャー企業と同様、経営が立ち行かなくなる事業が増えてくると思います。画像にあるように、「できない理由を考えるのではなく、どうしたらできるか」を考える必要があります。それと、会場からの質問がありましたが、社会全体が、「NPO・ボランテイア等」というひとくくりの理解ではなく、「ボランテイアはボランテイア、NPO・CBは経営を伴うもの」という理解に変わらなければ、活動に対して適切な支援ができず、メリットも享受できなくなると思いました。

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