長崎で春風亭小朝さんの落語を聞きました

4月12日夜、長崎市公会堂で春風亭昇太さん落語家生活30周年記念特別公演があり、友人と聞きに行きました。大学時代には有楽町の「朝日名人会」に良く行っていましたが、忙しかったこともあって、生(なま)で聞いたのは38年ぶりでした。アメリカ留学時代には落語全集のカセットテープを持って行ってましたし、NHKテレビでは早朝落語を聞いたり、JALの飛行機の中では落語を聞いていますが、生公演は落語家と会場の一体感があって大変いいものです。長崎では「ゆったり・のんびり生活」をモットーとしていますから、声楽も再開したいと思いますが、体力がなくても楽しめる落語が良いと思いました。小学生の時から奈良で金春流の「能」や「狂言」を自然に見て育ったことから、また、高校生の時に自分でオペレッタを演じていても、一定の「形式の美」を感じることが多かったのですが(物語や音楽自体が一定の形式を踏んでいます)、落語は「落ち」を作るなど「起承転結」以外は自由な形式が魅力ではないかと思います。私は経営・経済等専門分野で年間100回以上の講演をさせていただいていますが、私のような下手は下手なりに、落語の「流れの作り方」や「どこで笑いを取るか」は大変参考になります。これからも、どんなに忙しくても、上手な落語を聞きに行く「心の余裕」を持ちたいと思います。

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