唐桑・海と森の大工

唐桑半島は一方は太平洋、もう一方は気仙沼湾に突き出した半島です。唐桑は宮城県最北端に位置する漁港です。私の書斎に、十年来のビジネスパートナーである東京神宮前の森山高至先生(一級建築士)からいただいた掲題の書籍(INAXギャラリー)があったので、ここも東日本大震災で美しい風景が壊された町だという思いが駆け巡りました。私は若い時から、気仙沼が好きで良く行ってました。海とともに生きる地域にとって、船は生活の手段であり、船大工は豊かな海と森の木をつなぐコンダクターです。和船建造技術は海とともに生きてきた日本の伝統技術であり、心です。私は、東日本大震災で痛めつけられた今こそ、和船に関わる貴重な技術を守るためにも、海洋県・長崎県の波の静かな大村湾で和船大会を開催したらどうかと思います。

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