企業経営は目標が最も大事

10月5日、私と同じ1955年生まれのステイーブ・ジョブズ氏が56歳という若さで亡くなりました。膵臓腫瘍が転移していたようです。私は本人に会ったことはありませんが、私のアメリカ時代から、同年のビル・ゲイツ氏と並んで、IT業界をリードしてきた人物でした。私が銀行のリスク管理部門で日本でも最初の統合リスク管理システムの開発プロジェクトの責任者として30名程度の20歳台の若い突出した人材を預かっていたことから、彼らから最先端のパソコン技術などを教えて貰うことがあり、必ず二人の名前が出ていました。スティーブ・ジョブズ氏が残した言葉はいろいろありますが、「目標は最も大きくなることでも、最も金持ちになることでもない。私たちアップルの第一の目標は世界一のパソコンを作ることだ。」が印象に残っています。「最も大切な目標は何か」が忘れられ、利益が第一の目標になった途端、企業は力を失ったことは、アップルの歴史が証明しています。企業が成長の過程で陥りがちな罠をこの話は教えています。人生の目標も同じではないかと思います。

カテゴリー: 友人   パーマリンク

コメントは受け付けていません。