九州の公立大学の在り方を考える研究会出席

8月10日、社団法人九州経済連合会が主催する「九州の公立大学の在り方を考える研究会」(座長:北九州市立大学名誉教授・前学長の矢田俊文氏)の第二回会合があり、呼びかけ人の一人として出席させていただきました。今回は「道州制と公立大学に関する基礎的研究」と題して、熊本県立大学名誉教授・前学長の米澤和彦氏が講演してくださいました。これは、2009年3月に公立大学協会が公表した報告書をベースにしたものです。ちなみに第一回研究会は矢田先生から「公立大学の現状と九州の公立大学」と題して報告が行われました。「九州立大学」を設立することは、各公立大学の自主性を維持しつつも、①公立大学全体の知名度を向上させ、②国際的に通用する研究・教育のレベルを上げ、③財政基盤の強化を図る、などに資すると思います。九州の地域に根差した人材育成と地域貢献を行い、かつアジア等との国際的な交流により発展する九州の戦略に合致した研究・教育を加速し、国際学会等も開催しやすくなるメリットがあるのではないかと考えます。実務的な詰めを行ったうえで、道州制の開始とは別に、統合の形式で先行して進めることも検討に値すると思います。

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