バブルを知らない世代の運動会

11月6日、大阪のある成長企業の大運動会が開催され、私も出席させて頂きました。310名いる従業員の平均年齢が25歳程度と若く、活気があり、心から楽しめる運動会でした。23年度採用内定者も44名参加しました。開業14年でまだ今は店舗数18店舗ですが、関西から関東・九州へと展開を続けている企業で、今後はアジアなどへと「グローバル企業を目指す」ことが開会式で宣言されました。分野的・地理的拡大を続ける企業にとって、従業員の一体感の醸成は重要な課題です。人間が連帯感・帰属意識を求めることは今も昔も変わらないのですが、おそらく、従業員の大半は、日本が世界に対して自信を持っていた時代やバブル全盛のころを知らず、生きる目標や価値観が定まりにくい年代ではないかと思います。しかし従業員の自己実現なくては企業の成長もない。日本の企業は現在の学校教育では期待できない「企業の成長と個人の満足・貢献」をどう築いていくかという、古くて新しい課題に直面しています。企業にとってはチームワーク、個人にとって最後に頼るべきものは自分の経験に裏打ちされた「自信、知力、体力」でしかないことを今日の運動会で学んでもらえればいいと思いました。

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