そば屋の「つまみ」を東京で再発見

9月8日午後4時、新宿区・大久保で会う約束をして、ある「東京の食通(しょくつう)」と会いました。大久保の中華料理屋や韓国料理屋は午後5時開店なので、中途半端な時間に約束したことを悔いつつも、食通の提案で、評判の「そば屋」に行きました。僕は若いころから、蕎麦屋は職場のみんなと居酒屋代わりに行っていましたが、「昼間から飲める」ことが蕎麦屋の利点であると教えてくれました。つまみとして、「湯葉の刺身」と「辛い大根おろし」と「だし巻卵」を注文しました。「湯葉(ゆば)の刺身」は日光(にっこう)などで食べる「生湯葉」のようにペラペラしていなくて、もっちりして噛み応えがあります。だし巻卵は薄味で甘くなく、最高でした。蕎麦屋もさることながら、「つまみ」がうまいと再認識しました。「蕎麦屋の出前(でまえ)」という日本語がありますが(「今ちょうど出ましたんで」と安易な対応をとる事)、気が急く(せく)東京人のために、手軽な「つまみ」(アメリカでいうスナック)が蕎麦とは別に独自の発展を遂げた「軽妙な洒落・粋(いき)」と合理性が江戸文化の特徴であると思いました。締めとして、蕎麦屋ではありましたが、大好きな「きしめん」を頂きました(笑)。

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