NBC新春寄席で上品な話芸を楽しみました~柳家小三治・桂歌丸・柳家三三による三人会

1月24日夜、長崎市民会館文化ホールで、NBC(長崎放送)新春寄席が開かれ、珍しく、柳家小三治・桂歌丸・柳家三三による三人会でした。小三治・歌丸両師匠は、さすがに黒光りする話芸で安心して聞きました。その前に若手噺家である柳家三三を聞き、才能があるなと思いました。子供による「お奉行ごっこ」を、お忍びで巷に出た南町奉行佐々木信濃守が見てしまい、とんちの効いた子供たちの「お裁き」に感心するところから話が始まるのですが、ストーリー・話術とも引き込まれてしまいました。以前、このブログにも書いた通り、私は学生の時から弁護士のお爺様に連れられて有楽町に名人会の落語を聞きに行ったり、アメリカ留学中も落語のテープを20本くらい持って行ったりして聞いていたので、馴染みがあります。飛行機に乗ると、まず落語を聞きます。物語の構成と話芸の両方が良くないと面白くないので、私がエッセイを書いたり、講演をしたりする際に落語は大変役立ちます(かと言って、テーマによっては私の講演が面白いとは限りませんが(笑))。是非、若い人に、上品な(下品な題材でも上品に話す)話芸である落語を聞いて人生の参考にしていただきたいと思います。

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