東日本大震災・福島原発事故から2年経って考えた~ながさき省エネコンソーシアム報告会議開催

3月15日午後、ながさき省エネコンソーシアム(私が会長を務めさせていただいています)報告会議が開催され、長崎県庁・九州電力・西部ガスからも来られて、平成24年度に行った、夏の節電コンテスト結果報告、対馬市での取り組み(木質バイオマス設置家庭見学会、エコドライブ講習会、省エネコンソーシアム対馬大会)について報告・議論しました。3月11日で東日本大震災・福島原発事故から2年が経過しましたが、本格的な震災復興はまだこれからであり、原子力発電の方針や日本のエネルギー政策の方向性は、まだ国民的合意を得ているとは言い難い状況です。平成23年度は計画停電など危機感から節電の機運が盛り上がったのですが、平成24年度は盛り上がりが欠いてきているような気がします。一方、アメリカでは、シェールガス革命と言われるエネルギー転換が行われ、これがアメリカの経済成長を促進し、世界経済を牽引することが期待されており、それほどエネルギー問題が国家や地域にとって重要であることを再認識せざるを得ない状況に直面しています。今後は、節電だけでなく、運輸・民生部門の省エネ全体を再度推進すること、学校教育・社会教育でのエネルギー・環境問題への取組が必要だと思い、平成25年度は、トラック・タクシー業界との連携企画、BEMS(事業所向け)・HEMS(家庭向け)による「見える化」に本格的に取り組む予定です。(画像は、2013年1月18日に開催された省エネコンソーシアム対馬大会。対馬高校生が多く参加してくれました。二列目中央が財部対馬市長。)

カテゴリー: 世界日本経済, 環境   パーマリンク

コメントは受け付けていません。