東京都庁市場問題プロジェクトチームによる築地市場青果部ヒアリングに出席

12月14日午後0時半からインターネット中継・マスコミ公開の下で開催された、「市場問題プロジェクトチームによる築地市場青果部関係者へのヒアリング」に、専門委員として出席しました。今回は、東京シテイ青果㈱の鈴木敏行社長他のご意見を伺いました。築地市場青果部の業者の方々は、今後の市場環境の変化を読んで、経営戦略を明確に示して経営に取り組んでおられることがよく解りました。私は、「築地市場から豊洲市場への移転ではなく、市場のイノベーション(innovation,革新)を図ることに意義があり、そのための投資ならば容認される部分があるだろう。青果部関係者の方々は、量販店・ネット販売・コンビニ販売・輸出への展望といった、流通網の激変への対応を豊洲市場で行おうとされている。卸売市場が持つ市場機能と物流機能の中で、物流機能が拡大されざるを得ず、その点で豊洲市場でないと将来に向かって経営対応ができないとの認識は正しいと思う。」と発言させていただきました(中継動画がyoutubeで見られます)。12月15日付けの日本経済新聞東京版の記事(画像)の中で、小島敏郎座長が「豊洲市場は投資を回収できない」との指摘が委員から上がっていると述べておられます。豊洲市場は建設費他巨額の投資をすでに行っているので、その負担は重いと考え、今後を見据えて経営・事業スキームを工夫することが必要だと思います。

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