8月25日昼前、JR大村駅にほど近い大村市立史料館を訪問しました。この史料館は、大村藩関係の古文書等を保管・展示するため今から約40年前の昭和48年に開館されたものです。大村市は切支丹大名として有名な大村純忠の居城のあった所で、1582年2月20日に長崎を出港した天正遣欧少年使節でも世界的に知られています。同史料館には、「天正少年のヨーロッパ巡路」の地図が掲げられていました(画像)。同史料館には、「松田毅一南蛮文庫」(フロイス「日本史」などを含む)や南蛮・キリシタン資料が収蔵されており、これらに加えて、大村家ゆかりの「天正少年遣欧使節」をメインテーマに取り上げて展示したらいいと思いました。天正少年遣欧使節の関係資料は、京都大学の他、多くがドイツ・イタリアなどヨーロッパにあり、「史料」としては展示しにくいかもしれませんが、全国の青少年に国際交流を学習してもらうためにも、稀有な歴史的事実である遣欧使節の足跡をたどれるようなユニークで楽しい資料館を新たに整備してもいいと思いました。できることなら、立体画像技術などを駆使して、小さくても「体感できる」ミュージアムがいいと思いました。

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