6月30日昼、「長崎の鯨商」「鯨の生き字引」と全国的に有名な日野浩二氏(㈱日野商店会長)の黄綬褒章叙勲報告会が、長崎の鯨食文化を守る会主催で、長崎市樺島町の川島学園(調理師学校)で開催されました。これは、私が提案し、同会の川島明子会長(川島学園副理事長)が会場として使うことを名乗り出ていただいたためです。会場がパーテイーとして受入可能なのは40名でしたが、調理師学校としても、若い生徒に食文化をどう表現するか学んで欲しいという意図があります。川島会長のご挨拶・日野浩二氏の報告に次いで、私が祝辞と日野会長ととの協力著書「鯨と生きる」が出版されるまでの経緯をお話しさせていただきました。その中で、「日野会長は「鯨の生き字引」という面もあるが、むしろ大洋漁業・日本水産など大手と取引をして、新しい鯨肉の流通を確立し、百尋(ひゃくひろ=鯨の小腸)など新商品を開発してきたノウハウこそ、次世代に伝えるべきであると話しました。報告会でのお料理は鯨のフレンチオードブル5種盛りに始まり、鯨のフルコースが出され、めったに手に入らない鯨の部位(冠肉・歯茎肉・心臓・畝須(うねす)・舌(さえずり))も刺身で提供され、ある意味贅沢な内容でした。現在は、鯨は原則調査捕鯨に限定されており、価格が高くて子供を持つ一般家庭にとても普及される状況ではありませんが、消費者・生産者・流通業者・飲食業がそれぞれ潤うような量の確保と価格形成が行われれば、西海捕鯨の系譜をひく長崎県の鯨食文化(くじらしょくぶんか)を継承されやすくなると思いました。(画像は報告会での日野浩二氏83歳。) Levitra Online

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