佐世保の一日~県立大学講義と地球温暖化防止推進員研修とJR九州「七つ星」

6月6日は佐世保の一日でした。午前中は長崎県立大学での「長崎経済論」の講義、午後は長崎県地球温暖化防止活動推進センターの佐世保地区研修会に参加させて頂きました。研修会で私も新聞紙によるエコバックを作りました。その後、推進員が活動する際の環境学習ツールについて様々な意見が出されましたが、センター長である私の方からは、「長崎地区名物エコ寸劇のDVD」(中本新喜劇脚本~吉本新喜劇ではない)を作成したらどうかと提案しました。エコ寸劇は、年に一つずつ、長崎地区の中本推進員が脚本を書き、推進員で演じる劇で、生活の中から環境について学ぶシリーズですが、2014年度は「50年後地球温暖化で暑くなった日本人の暮らしを予想した作品」でした。帰りの佐世保駅のホームで、JR九州の七つ星(Seven Stars In Kyushu)を見かけました(画像)。列車の内部自体が陶器や木材など和のテイストをふんだんに活かした観光資源だと思いました。鉄道ファンには堪らない列車だと思います。

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高齢者移住・CCRCをどう進めるか~西日本新聞の記事「読み解く」にコメントが掲載されました

6月5日の西日本新聞に、1日に政府の有識者会議がまとめた高齢者の地方移住に関する構想(素案)について、「読み解く」の欄で「高齢者移住ー期待と困惑、長崎県モデル作成へ」と題した記事が掲載されました(画像)。その中で、私のコメント「元気なうちから健康寿命を伸ばすサービスを提供できるかどうかが問われる。移住者だけでなく地元の人が元気に暮らすことにもつながる。」が掲載されています(右下)。2007年に提言書「長崎県への団塊世代移住政策の意義について」を公表しており、県内への移住者を想定して、年代別の市町村財政への影響度を推計しています。

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稼ぐまちが地方を変える~自治体の地方創生・総合戦略を官民協力で成功させるために

私はいつも東京の大手書店で話題の書籍を探します。今年5月、32歳のまちビジネス投資家・事業家として実績のある木下斉氏の「稼ぐまちが地方を変える~誰も言わなかった10の鉄則」が目に止まりました。彼は早稲田商店会での経験をもとに、若いながらも熊本城東マネジメント㈱の運営など、全国で民間経営を活かした街作りに実績があります。木下氏が地域活性化の勘違いの例としてあげるのは、「ゆるキャラ」です。補助金を使って、「ゆるキャラ」や「B級グルメ」のイベントで、一定の集客をして満足するのは、一過性で、継続性がないと言います。「10の鉄則」は、自立できる事業を地域でつくるために役立つ「耳の痛い」事実だと思います。長崎県内でも「稼ぐまち」は、小値賀町野崎島の自然学塾村や古民家再生、大村市のシュシュなど、多くあります。私が今期待しているのは、長崎市中心商店街の再開発など街作り事業で、外国人観光客が急増している中で、さらに「稼ぐまち」となることで長期的安定経営ができるようになると思います。全国の自治体が現在作成している、「地方創生・総合戦略」の中で、民間で雇用を増やせる、具体的な事業を盛り込んでいく必要があると思います。(画像は沖縄県那覇市の公設市場2階。戦後間もなくからある小さなビジネスでも独自性・永続性のあるビジネス。市場の臨場感があり外国人観光客にも人気。2014.12.7撮影。)

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五島市まち・ひと・しごと創生推進会議に出席しました~総合戦略と人口ビジョン

6月1日午後、長崎県五島市で第1回「まち・ひと・しごと創生推進会議」が開催され、委員長に選任されました。同会議は、今年11月までに4回開催され、「人口ビジョン」と「総合戦略」が策定されることになります。五島市は、1955(昭和30)年以降、高度成長期・バブル景気・いざなみ景気の期間を通じて人口が減少しており、好況・不況を問わず、安定して収入を伸ばせる産業構造が求められています。委員長として挨拶させていただいた際にも申し上げたように、「定住と交流」を両輪とし、地域の民間の「稼ぐ力と雇用創出力」で、地域の特性を活かした産業を成長させる具体策を、官民の知恵でまとめたいと思います。(画像は、ジェットフォイルから見た五島市椛島沖の風景。京都大学・長崎総合科学大学と一緒に立地選定段階からかかわらせていただいた、全国初の洋上風力発電のプラントが小さく見える。海は凪いで、美しい湖のよう。2015.6.1撮影。)

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MICE Japan6月号に拙稿が掲載されました~「IR導入における地域経済の向上と期待」

6月1日、今日は長崎くんちの小屋入りの日です。長崎では、小屋入り後、梅雨が本格化し、7月中旬まで続き、その後は夏が10月のくんちまで続きます。今年は、明治日本の産業革命遺産が世界遺産に登録される可能性が大きく、軍艦島(端島)をはじめ、多くの観光客が長崎を訪れる暑い夏となりそうです。もう一つ熱くなりそうなのが、IR(統合型リゾート)です。IR法案が成長戦略の一つとして理解され今国会を通過すれば、横浜・大阪をはじめ、候補地の議論になると思います。「MICE Japan」6月号に、特集「長崎県が目指す観光産業革命」が組まれ、その一つに、長崎県・佐世保市IR推進協議会・有識者会議座長として、私が「IR導入における地域経済の向上と期待」と題して、「地方創生型IR」の発想を盛り込んだ「長崎IR構想骨子案」を紹介しています(画像)。現在のところ、ハウステンボス内の27,000㎡を想定して準備していますが、大きな発展形のIRとしては、196,000㎡の複合型リゾートの形成も可能です。長崎・九州地域の人材を雇用して、永続的な経営力のあるIR施設にすることが不可欠だと思います。

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長崎総合科学大学での菊森ゼミ~ユニクロの経営戦略・ビジネスモデルを例として日本企業の経営をベトナム留学生に教えています

2015年4月から、長崎総合科学大学特任教授として、週に1コマの菊森ゼミで、半年かけて、ベトナムからの留学生に、「ユニクロの経営戦略・ビジネスモデルと海外進出」の事例研究を教えています。これは、留学生の「日本企業の経営手法を学びたい」という強い要望に応えるもので、ピーター・ドラッカーの経営に対する知見や、マイケル・ポーターの競争戦略を教えることにもなり、日本企業のグローバル化の研究にも役立つので、楽しく教えています(自分の研究テーマとしても楽しんでいます)。ベトナム企業の経営層は、日本の企業経営の実際を知りたいニーズがあることは、昨年11月のベトナム訪問調査(大村市との共同調査)の際にも強く感じていました。留学生には、日本語を武器に、日本企業やベトナムの日系企業で活躍したいとの想いがあるようです。私は中小企業診断士・MBAとして海外進出を考えている日本企業からアドバイスを求められることがありますが、ベトナムの平均年齢の若さを考えれば、年に一度くらいはベトナムの経営者向けに日本語または英語で企業経営セミナーを行ってもいいと思います。(画像は、日本語による教育を行うベトナムの国営職業訓練校での授業風景。ホーチミンシテイにて。2014.11.18撮影。)

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東長崎エコタウン協議会27年度総会に出席しました~幹事を務めさせていただくことになりました

5月28日午後、東長崎エコタウン協議会平成27年度総会が長崎総合科学大学で開催され、26年度の事業報告(5つのプロジェクトの進捗状況)と、27年度の事業計画(地域エネルギーを活用した地方創生事業、地方創生奨学金の基金創設、地の拠点事業COCへの応募など)が説明されました。27年度は私も幹事に選任されました。総会後、基調講演として、一般社団法人全国ご当地エネルギー協会代表副幹事・徳島地域エネルギー理事の豊岡和美氏が「再生可能エネルギーを使った地域発電事業について~地域のエネルギーを地域活性化のために~」と題して講演してくださいました。一般社団法人徳島地域エネルギーを発足して3年間で太陽光・風力・小水力木質バイオマス等の地域資源活用型で補助金に頼らない自立型(県外等からの寄付金も活用)の経営で成功されている全国でも数少ない事例です。東長崎エコタウンも、民間企業・銀行等の協力を得ながら、事業者の運営能力によっては、同様のプロジェクトを行うことが出来ると思いました。(画像は、一般社団法人徳島地域エネルギー豊島和美氏の講演風景。長崎総合科学大学第3号館にて。2015/5/28撮影。)

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壱岐市人口減少対策会議(第5回)に出席しました~官民合同グループ討議のまとめ

5月27日午後、壱岐市人口減少対策会議(第5回)が開催され、委員(市長職務代行)として出席させて頂きました。これまで、①少子化、②しごと、③定住・移住の3分野について官民の代表がワークショップ形式で議論し、アイデアを出し合ってきました。特に、仕事と雇用創出は重要で、壱岐から出ない、あるいは壱岐に帰りたいUターン者の受け皿になります。私からは、地場産業としては、A.建設・土木業、B.医療・福祉関係(教育を含む)、C.製造業(焼酎・水産加工など)、D.観光業で雇用創出する具体的な方策をアドバイスしてきており、実効性の高いものから、8月末までに策定される「総合戦略」に盛り込まれるものと思います。私も月一回の頻度で壱岐市にお伺いすることになりそうです。(画像は、郷ノ浦の丘の上の壱岐高校。人口減少を緩和するためには、高校を卒業して、一部の若者が島外に行かなくてもいい魅力的な職場を作ることが必要となる。2015.5.27撮影。)

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講演会「端島の建築遺産の先進性・現状と保存に向けた課題」を聞きました

5月17日午後、長崎市で開催された、東京大学大学院野口貴文教授の講演会「端島の建築遺産の先進性・現状と保存に向けた課題」に出席させて頂きました。端島(軍艦島)の世界遺産登録にあたり、明治時代に建設された坑口・坑内が直接の対象となるにしても、1916年に建築された30号棟鉱員住宅(7階建て、竣工当初4階建て)等の先進的建築物をあわせて、一体として見ることの必要性を言われていました。補修・補強するにしても、重機(クレーン等)を上陸させられないことや、労働者の安全確保が難しいことなど、限界があると思いました。「軍艦島」の名前の由来の「軍艦のような形」が毀損される日が来るかも知れませんが、文化的価値(近代産業革命を支えた生活空間)や、建築遺産の研究的価値(コンクリート構造物の劣化・性能評価・維持保全)の対象になると思いました。(画像は野口教授の講演風景。長崎市立図書館。)

 

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第2回長崎県次期総合計画懇話会(地域づくり部会)に出席しました

5月15日午後、長崎県次期総合計画懇話会(地域づくり部会)がマスコミ・傍聴者公開の下で開催され、委員として出席させて頂きました。この部会は、観光・物産・国際交流、地域づくり・街づくり、結婚・子育て・本県への移住促進、人材育成、交通ネットワーク・インフラ・情報通信、安全・安心・環境関係など、幅広いテーマを扱います。私も16項目に亘る意見を申し上げましたが、委員の方々からも、長崎空港のLCC増便・24時間空港化、物産・観光行政への民間専門家の起用、佐世保競輪場縮小後の土地活用などの活発な意見が出されました。(画像は壱岐市の男嶽神社の石猿群。約200体ある。猿田彦命(さるたひこのみこと)が祭神で、山全体がご神体。願掛け・子宝祈願等に全国から参拝者が来るパワースポット。離島観光は日本文化の原型であり、ワンストップ型のサイト等情報提供により、息の長い観光テーマになる。2014.3.19撮影。)

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